#深夜の俺の戯言

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テーブルゲーム「偏見プロフィール」をガチで遊んでみた

私は高校の先輩が設立したボドゲサークルでたまにボドゲを遊んでいる。そのサークル内では、半年に一度くらいの頻度で、2泊3日のボドゲ漬け合宿をしている。

今シーズンはGWを使って合宿をして来た。ワンプレイに時間のかかる、いわゆる「重ゲー」を主に遊ぶのだが、今回ガチプレイしたのはこちら。

 

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偏見プロフィール/ゲーム工房カコムタク

偏見プロフィール - ゲーム工房カコムタク - BOOTH

 

ルールは上記の公式サイトや、下記のサイトが詳しい。

偏見プロフィール | 『ゲームマーケット』公式サイト | 国内最大規模のアナログゲーム・ テーブルゲーム・ボードゲーム イベント

 

要は、AIが生成した人物の画像に対して、「コイツはこんな人間だろう」と、あんなことやこんなことを勝手に決めつけ、人を見かけで判断するゲームである。飲んだ後や、愚痴が溜まってるときにプレイすると非常にブラックで楽しい。

 

他人の噂話が好きなのは人間の避けられない性なので、今回は

マッチングゲーム

をやってみた。ルールは以下の通り。

(昨今の『多様性』を危惧して一言添えておくならば、我々の文脈では異性愛が前提にあったので、下記のようなルールにした。その辺はプレイヤーが勝手にいじればいいと思う。)

 

推奨プレイ人数:2人〜

想定プレイ時間:4時間

 

  1. 人物カードのうち、見た目が40代以下に見受けられる男女のカードを選別し、男性のみを集めた山札と、女性の山札を作る。中性的な人物カードは、適当にどちらかに分ける。年齢については、好きなレンジで変えていいと思う。
  2. 男性の山札と女性の山札の上からそれぞれ3枚ずつ、「こんばんは〜」と言いながら場に出す。
  3. この会のシチュエーションを考える。例えば、男性グループのうちの一人と女性グループのうちの一人が友人で、お互いの友人を誘って3vs3の合コンが開催されている、など。
  4. 会を進行させる。「コイツはアイツのこと好きそう」「コイツと好き被りしてるから避けそう」「好きバレしてるけど相手にされなさそう」など、会のロールプレイを行う。人物に名前をつけたり、学生時代の部活や趣味など、細かい設定を加えることで、リアリティが増す。
  5. 宴もたけなわになった頃、マッチングを考える。会の中での会話がうまく行ったかどうか、そもそもお互いのタイプかどうかなどを考慮し、後日2人きりで出掛けるだろうと結論づけられたカップルを「マッチング成立」とし、場から離して置いておく。マッチングが不成立だった人物カードは、男女分けて捨て札にする。
  6. 男女の山札がなくなるまで、2〜5を繰り返す。それぞれの山札の枚数に差がある場合、捨て札から適宜人物カードを補充する。
  7. マッチングしたカップルのその後を考える。数ヶ月で別れるカップルもいれば、結婚したり不倫するカップルもいる。
  8. すべての人物カードを振り返り、特に印象に残った人物や、ベストカップルを決めるなど、感想戦を行う。

 

 

これがめちゃくちゃ面白かった

 

一緒にプレイした友人は、「恋愛リアリティーショーを一気見したあとの観後感」と言っていた。私はその手の番組を見たことないけど、そんな感じがした。

 

この世に存在しない人物なのに、彼らの人生が廻っているのが少し不気味ですらあったが、人間の認知の歪みというのか、それが非常に興味深い。

 

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我々のゲームでは7回の会が開催され、こちらの9組がマッチングし、左側の4組が結婚までこぎつけた。

彼らの半生を語りたくて仕方ないが、このドラマはプレイヤーのうちに留めておくのが美徳であろう。

 

人の出逢いってマジで運だな、と思った。

その会に同席する異性は本当に完全な運であったし、席の配置や趣味などで会話の盛り上がり方も変わる。

それでも上手く繋ぐことができれば、マッチングは成立するようだ。

 

出会いを求めるなら、とにかくまず試行回数を稼げとはよく言うが、そのことを身を以て体験することができた。

 

唯一の弊害として、以降「偏見プロフィール」を遊ぶ際、彼らの人物像が固定化されてしまうことにある。

早急な拡張版の販売を求む。